ジェノバは旧市街が大きく、迷路のような路地を歩けば、中世の雰囲気を感じられます。中世に建てられた建物や街並みが、現在でも魅力的に思うのは、当時の戦いに生き残るためという、人間の最大限の能力を発揮して造ったものだからでしょうか。そのせいか、厳粛というか、何か怖さのようなものも感じました。
街の中心には、フェラーリ広場があり、そこにシンボルである素敵な噴水があります。昼も夜も、どこかに行く時には、必ず通っていたので、慣れ親しんだ場所です。
すぐ近くに海があるのも街の大きな特徴。海の近くで、魚介のフリットを食べたのですが、新鮮で塩加減がちょうど良く、美味しくてびっくり。ビールとの相性抜群。海の近くは、広場になっていて、子供が遊べる公園もあります。旅の初めは、緊張感もあり、スラれないように!など、心の疲労が強かったのですが、太陽の光と、ここの喉かな雰囲気に相当癒されました。
ジェノバは、美しい噴水と、魅惑的な旧市街、喉かな海の広場がある街です。
教会に入ると、天井の高さや装飾に圧倒され、畏怖の念を抱きます。何度入っても、圧倒されます。少し聖書も読んでいたので、飾られている絵画や彫刻のシーンの意味を感じとることは出来ました。繊細な最高芸術です。息子も、幼稚園がキリスト教なので、イエス様を感じていたのかも。たくさん教会はありますが、サン・ロレンツォ教会、サンティッシマ・アヌンツィアータ聖堂が特に印象的でした。
今回の旅で最も貴重だった体験は、イタリア人ご夫婦のフランチェスコさんとラウラさんのご自宅に伺い、ジェノバ料理を教わった事です。習わないとわからない、美味しくするポイントがたくさんあり、大きな収穫でした。みんなで作ったジェノバ料理は、本当に美味しい。ワインも上等なものをご用意頂き、美味しかった。ホームパーティーはすごくいいですね。
ご夫妻とは、ジェノバのマーケットで待ち合わせをして、まずバールに連れて行って頂き、ジェノバスタイルを教えてもらいました。甘いお菓子と、カプチーノ。古くからある伝統的なバールで、人がたくさんいました。ジェノバの朝の風景を見れてよかったです。
フランチェスコさんもラウラさんも、1つの買い物で、店の人と「今日は、何が美味しいか?」「この料理と合わせるとしたら?」など、たくさん話しをします。チーズのお店でも、バジルのお店、ワインのお店でも。それぞれ、その日に一番適したものを購入していきます。やりとりがすごく楽しかった。
家には、2匹のラブラドールのバルトとトーゴがいました。懐っこくて可愛い。ちゃんと言う事を聞くお利口さん達。
絵が上手なフランチェスコさんと、笑顔が素敵なラウラさん。優しいおもてなし、本当にありがとうございました。息子がおもちゃを忘れてしまったので、また伺います。
ジェノバ観光サイトを運営されているCocoさんにご紹介頂きました。ありがとうございました!
フランチェスコさんとラウラさんのデザイン会社:SILICON PRESS
ジェノバ観光サイト:http://genovamania.com/
フランチェスコさん、ラウラさんと待ち合わせをした市場。賑わっていて、これぞイタリア!って感じでした。
ジェノバからバスで30分くらいの場所にある、海辺の街ボッカダッセ。
小さな浜辺が、地元の方々の憩いの場。海水浴をしている人もたくさんいました。隣の岩場では、日焼けしている人や、釣りをしている人も。
この浜辺にあるジェラート屋のグラニータ(かき氷を飲み物っぽくしたもの)が、本当に美味しい。無添加ジェラートは、味の深さが感動もの。
夕方になると、アペリティーボを楽しむ人々がどんどん集まり、ほんわかとした楽しい雰囲気に包まれます。ビールをご一緒させて頂いたご夫婦との会話はとても楽しかった。イタリア語を勉強していて本当に良かったです。1泊したホテル「il Giardino di Albaro」は、とても親切でウェルカム感が嬉しかったです。三島由紀夫のファンと言っていました。
https://www.ilgiardinodialbaro.com
今回の旅のレストランで食べたパスタの中で、最高に美味しかったのは、ここの「ペスト ジェノベーゼ」。
バジルの緑の味の濃厚さと、その他の素材との絶妙な配合具合「こんなに美味しいものは食べた事がない」と思ったほどでした。また、行ったら必ず注文します。他の料理も、全部美味しかった。というか、人生の外食の中で、一番美味しいかったです。ここは、行けて本当に良かった。お店の方も、とっても親切で、居心地が良かったです。店内の雰囲気もロケーションも、素晴らしすぎる。
「DA MARIO」
みんなに愛されるトラットリア。地元の食材を使った料理は、どれも新鮮で優しい味。美味しいだけでなく、スタッフがみな親切。ちゃんと注文が来ているか?味は大丈夫か?など、常に気にかけてくれるジェノバの名店。
「Cavour 21」
ランチには、ものすごい行列のできる人気店。入り口で名前を書くと、大きな声で呼ばれます。地元食材を使ったメニューは、どれも美味しそう。例えば、トマトとタコのパスタ、ムール貝のパスタ、ペッシェスパーダなど。
「STRAKKINO」
ナポリピッツァではなく、新しい生地で焼く、ニュースタイルな感じのピッツァが食べられます。ベースの味とトッピングを選んで、焼いてもらいます。丁寧に作られたピッツァは、サクサクした感触で、すごく美味しいです。
バールは、すごく便利。ちょっとした休憩もできるし、バリスタの美味しいコーヒーもクセになります。お店の方と会話できれば、すごく楽しいし良い一日になります。バール巡りも良いですが、自分に合う店を見つけて、通うと、親密になれて良いと思います。良いバールのポイントは、グラスや道具が清潔に保たれているかです。
僕らは、運よく素敵なバールを見つける事が出来ました。旅の途中、フランスに3日ほど行き、ジェノバに帰ってきて、バールのコーヒーを飲んだ時「あぁ、帰って来た」と思いました。
バール文化は、人を豊かにすると思います。
https://www.tazzepazze.com
https://www.douce.it
親切な人がとても多い。道に迷って途方に暮れていると、心配して声をかけてくれる人がたくさんいます。 ホテルやレストラン、雑貨店など、ほとんどのお店で、丁寧な接客を受けました。買う買わないは関係なく、いろいろ話してくれました。 時差ボケで、太陽も登っていない早朝に目が覚めてしまい、街を散歩してみたのですが、既にかなりの多くの人が働いていました。 仕事に対する真面目さと、陽気で親切な性格を持ち合わせている、とても賢明な方々だと思いました。お洒落でかっこいい憧れの人々です。